今日のみことば
「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています」ローマ8:28
空気は冷たいけど、よく晴れた1月最後の日曜日の朝です。
久しぶりに工作をしました。
今回は、この時期恒例となったカレンダー作りです。
作り方については、こちらをご覧いただければと思います。
カレンダー作りは、小さなお友だちから、大きいお兄さんお姉さんまで(おとなも)夢中になれる楽しい工作です。
完成したカレンダーは、ぜひおうちにかざって下さいね。
工作の後は、めぐみ先生のお話です。
先週のエステルのお話の続きになります。
ユダヤ人たちを救うために、命をかけて王さまに会いに行ったエステル。
どうなったでしょうか。
王さまは、エステルに金の笏(しゃく)を差し出してくれました。
エステルは、殺されなかったのです。
それだけでなく「ほしいものがあるのなら、何でも言ってごらん」と言ってくれました。
でも、エステルはすぐには、ユダヤ人のことを言いませんでした。
エステルがお願いしたのは「パーティーを開きたいので、ハマンと一緒にお越しください」ということでした。
王さまは、エステルの願いを聞いて、ハマンとともにパーティーにやってきます。
そこでも王さまは言いました。
「ほしいものがあるのなら、何でも言ってごらん」
でも、エステルは、同じことを言っただけでした。
「明日もパーティーを開きたいと思います。ハマンと一緒にいらしてください」
ハマンは、王さまとふたりだけでパーティーによばれたので、とってもごきげん。
それなのに、自分にひざまずかないモルデカイを見て、怒りがわき上がります。
そんなハマンに、ハマンのおくさんが言いました。
「それなら、モルデカイを死刑にしてしまえばいいのに。あなたなら、できるのではありませんか」
おくさんの言うとおりにしよう、と王さまにお願いしようとしたハマンに、王さまが言いました。
「ごほうびを与えたいと思っている者がいるのだが、何をしたらいいだろうか」
それはもしや、自分のことでは、と思ったハマン。
「それなら、王さまの服を着せて、馬で行進させたらどうでしょうか」
自分がしてもらいたいということを言ってみました。
しかし王さまは、言います。
「では、それをモルデカイにしてあげるように」
え?
ハマンにとっては、ショックですよね。
よりによって、モルデカイ?
実は、モルデカイは、以前王さまの命を救ったことがあったのです。
それを思い出した王さまが、ハマンに相談したのでした。
気を取り直して、エステルが開いたパーティーに出かけていったハマンでしたが、エステルはついにその席で、王さまに言います。
「王さま。私は、ユダヤ人です。ユダヤ人の仲間たちが、殺されようとしています。どうか、助けてください」
「そんなことをするのは誰だ?」
王さまの問いに、エステルはハマンを指さして答えます。
「このハマンです!」
ユダヤ人すべてを殺そうと考えていたハマンは、自分が殺されてしまうこととなりました。
しかし、一度出された命令は、王さまであっても取り消すことができません。
そこで、新しい命令が出されたのです。
それは、ユダヤ人は、自分たちを殺しにきた人たちに反撃してもよいというものでした。
その命令のおかげで、追い返すことができたのです。
この日を記念して、ユダヤ人たちは今でもプリムの祭りをお祝いしています。
みんなが今、こうしてこの地に生きているのも、神さまのご計画です。
神さまはみんなのことを愛し、いちばんよいようになる計画を立てておられるのです。