LITTLE✞PRAYERS

福音伝道教団太田キリスト教会の子どもクラス ハッピーキッズの記録

王妃エステルの決断~救われたユダヤ人

今日のみことば

「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています」ローマ8:28

空気は冷たいけど、よく晴れた1月最後の日曜日の朝です。

久しぶりに工作をしました。

今回は、この時期恒例となったカレンダー作りです。

作り方については、こちらをご覧いただければと思います。

kotoleaf.hateblo.jp

happykids.hateblo.jp

カレンダー作りは、小さなお友だちから、大きいお兄さんお姉さんまで(おとなも)夢中になれる楽しい工作です。

完成したカレンダーは、ぜひおうちにかざって下さいね。

工作の後は、めぐみ先生のお話です。

先週のエステルのお話の続きになります。

ユダヤ人たちを救うために、命をかけて王さまに会いに行ったエステル。

どうなったでしょうか。

王さまは、エステルに金の笏(しゃく)を差し出してくれました。

エステルは、殺されなかったのです。

それだけでなく「ほしいものがあるのなら、何でも言ってごらん」と言ってくれました。

でも、エステルはすぐには、ユダヤ人のことを言いませんでした。

エステルがお願いしたのは「パーティーを開きたいので、ハマンと一緒にお越しください」ということでした。

王さまは、エステルの願いを聞いて、ハマンとともにパーティーにやってきます。

そこでも王さまは言いました。

「ほしいものがあるのなら、何でも言ってごらん」

でも、エステルは、同じことを言っただけでした。

「明日もパーティーを開きたいと思います。ハマンと一緒にいらしてください」

ハマンは、王さまとふたりだけでパーティーによばれたので、とってもごきげん。

それなのに、自分にひざまずかないモルデカイを見て、怒りがわき上がります。

そんなハマンに、ハマンのおくさんが言いました。

「それなら、モルデカイを死刑にしてしまえばいいのに。あなたなら、できるのではありませんか」

おくさんの言うとおりにしよう、と王さまにお願いしようとしたハマンに、王さまが言いました。

「ごほうびを与えたいと思っている者がいるのだが、何をしたらいいだろうか」

それはもしや、自分のことでは、と思ったハマン。

「それなら、王さまの服を着せて、馬で行進させたらどうでしょうか」

自分がしてもらいたいということを言ってみました。

しかし王さまは、言います。

「では、それをモルデカイにしてあげるように」

え?

ハマンにとっては、ショックですよね。

よりによって、モルデカイ?

実は、モルデカイは、以前王さまの命を救ったことがあったのです。

それを思い出した王さまが、ハマンに相談したのでした。

気を取り直して、エステルが開いたパーティーに出かけていったハマンでしたが、エステルはついにその席で、王さまに言います。

「王さま。私は、ユダヤ人です。ユダヤ人の仲間たちが、殺されようとしています。どうか、助けてください」

「そんなことをするのは誰だ?」

王さまの問いに、エステルはハマンを指さして答えます。

「このハマンです!」

ユダヤ人すべてを殺そうと考えていたハマンは、自分が殺されてしまうこととなりました。

しかし、一度出された命令は、王さまであっても取り消すことができません。

そこで、新しい命令が出されたのです。

それは、ユダヤ人は、自分たちを殺しにきた人たちに反撃してもよいというものでした。

その命令のおかげで、追い返すことができたのです。

ユダヤ人は、エステルの決断と行動によって救われたのでした。

この日を記念して、ユダヤ人たちは今でもプリムの祭りをお祝いしています。

 

みんなが今、こうしてこの地に生きているのも、神さまのご計画です。

神さまはみんなのことを愛し、いちばんよいようになる計画を立てておられるのです。