自分のこととして祈るとき
今日のみことば
「何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です」Ⅰヨハネ5:14
風は冷たいけど、少しずつ春の息吹を感じられるようになりました。
教会の庭にも、クロッカスがひとつ咲いているのを見つけました。
さて、今朝のけいた先生のレクリエーションは、トランプを使って、インディアンポーカー風ゲームです。
Aがいちばん弱く、数が多くなるにしたがって強くなります。
ジョーカーがもっとも強く、Kがその次です。
まず、カードを1枚ずつ引きますが、自分が引いたカードは自分で見ることはできません。
自分がいくつのカードを持っているかわからないまま、他の人に見えるよう額の前に出します。
一番強いカードを出した人が勝ちです。
他の人のカードは、見ることができます。
そのカードを見て、自分の方が低いと思ったら、1度だけカードをチェンジすることができます。
もちろん、取り替えたからといって、もっと強いカードが出るとは限りません。
他の人は「替えた方がいいよ」「替えない方がいいよ」などとアドバイスすることができます。
それを信じるか、否か。
なかなか盛り上がる楽しいゲームでした。
今日のメッセージはくみこ先生です。
エルサレムへの最初の帰還から、すでに93年がたっていました。
その頃のペルシアの王さまはアルタクセルクセス(アルタシャスタ)王でした。
そのアルタクセルクセス王の献酌官として働いていたのがユダヤ人のネヘミヤです。
献酌官というのは、王さまの飲みものを用意する人のことです。
これは、王さまからとても信頼されていなければ、できる仕事ではありませんでした。
なぜなら、飲みものは、毒を入れられるおそれがあったからです。
ある時ネヘミヤは、エルサレムから来た人に話を聞きます。
エルサレムの神殿は新しくなったものの、城壁がこわれたままだというのです。
そのため、人々は不安の中で毎日を過ごしているのでした。
なぜ、こうなったのでしょうか。
ネヘミヤは、昔の人のせいだとは言いませんでした。
「私が不信仰だったから」「私の父が不信仰だったから」「私の祖先が不信仰だったから」そう、自分のこととして、神さまに祈ったのです。
そんなネヘミヤに、神さまはチャンスを与えて下さいます。
仕事をしているネヘミヤに、王さまが声をかけてくれたのです。
「ネヘミヤ、この頃元気がないいようだが、どうしたのだ?」
ネヘミヤは、心の中で神さまに祈りながら言いました。
「ふるさとの町がひどい状態のままなので、悲しいのです」
「ネヘミヤは、どうしたいのか?」
「ふるさとに帰って、城壁を建てたいです」
王さまは、それを許してくれました。
それだけでなく、無事に旅ができるよう兵隊をつけてくれたり、木材まで用意してくれたのです。
今、この世界は大変なことがたくさんあります。
私たちと関係のないことと考えずに、自分たちのこととして、平和のために祈っていきましょう。