今日のみことば
「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない」エステル4:14
寒い朝ですが、今朝も元気にお友だちが来てくれました。
ハッピーキッズのはじまりです。
いつものように賛美をしてから、けいた先生のレクリエーション。
今日は「ペアって」というゲームをしましたよ。
それぞれのホワイトボードに、お題から連想するものを書きます。
2人の答えが一致すれば、それがペアです。
一致するのが3人以上ではいけません。
いくつものお題が出され、ペアがどれくらいできるか、というゲームです。
さて、今日のお話はくみこ先生です。
先週の続きで、ペルシア帝国での出来事になります。
エステルのお父さんとお母さんは早くに死んでしまったので、年の離れたいとこのモルデカイに育てられます。
モルデカイは、しっかりした信仰を持つ人で、エステルを立派に育ててくれたのでした。
ある時、王さまが新しいお妃を選ぶことになります。
たくさんの美しくてかしこい女性たちが集められました。
その中から選ばれたのがエステルだったのです。
もともとつれてこられた外国人であるということは黙っていなさい、とモルデカイに言われていたので、エステルはユダヤ人であることをかくしていました。
ところが、大事件が起こるのです。
王さまのそばには、悪い家来のハマンがいました。
頭はいいのですが、いばりんぼうだったのです。
ハマンは、王さまにお願いして、法律を作ります。
大臣である自分にひれふすよう命令を出してほしいとお願いしたのです。
「ハマンを見かけたら、王さまと同じようにひれふすように」と。
王さまは、よく考えもせずに、言われるまま命令を下してしまいます。
みんなが、ハマンにひれふすようになりました。
しかし、モルデカイだけはハマンにひれふすことはしませんでした。
人間にひれふすことは、人を礼拝するのと同じ。
それでは神さまに申し訳ないと思ったからです。
ハマンは怒り、モルデカイのみならず、モルデカイの民族、つまりユダヤ人全員を殺してしまおうとします。
それを知ったモルデカイは、悲しみ苦しみました。
ユダヤ人みんなが泣き叫びました。
王さまの心を変える方法はないでしょうか?
そう、王さまのそばに、ユダヤ人の女の人がいるではありませんか!
王さまに直接お話できる唯一の人です。
モルデカイはエステルに伝えました。
「エステル、王さまに、ユダヤ人を殺さないようお願いしてほしい」
しかし、それには困ったことがありました。
たとえお妃であっても、王さまに呼ばれてもいないのに、王さまのそばへ行くことはできないのです。
決まりを破ったら、殺されてしまうこともあります。
それでも、王さまが持っている金の笏(しゃく)を差し出してくれたら、許されるのでした。
モルデカイは、迷うエステルに伝えます。
「あなたが怖がって行かないならそれでもいい。神さまはきっと別の方法で助けて下さるだろう。でも、よく考えてごらん。ふつうの女の子だったあなたが王妃になったのは、ふつうのことではない。神さまがあなたを選ばれたのは、この時のためだったのではないだろうか」
このモルデカイの言葉こそ、今日のみことばです。
聖書のエステル記をぜひ読んでみて下さいね。
モルデカイの言葉で、エステルには神さまのみこころがわかりました。
「私のために、みんなで祈って下さい。もし、死ななければならない時は、死にます」
神さまは、私たちにも何かのための準備をしていて下さることがあります。
自分の思う通りにならなくても、違う道に進んだ結果、そのことが後になって役に立つということもあるのです。