ダニエルとライオンの穴
今日のみことば
「ダニエルは穴から引き上げられたが、彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである」ダニエル6:23
新学期が始まりましたが、今朝も元気にお友だちが来てくれました。
この数年は小学生が少なくなっていますが、仲良く楽しくハッピーキッズができて感謝です。
けいた先生のレクリエーションは、ペットボトルとお手玉を使ったボッチャです。
お手玉を投げて、ペットボトルのより近くに落ちた方が勝ち。
その投げ方も、利き手と反対の手で投げる、後ろ向きで投げるなどルーレットで決めます。
子どもチーム対おとなチーム。
おとなチームの勝ちでした。
今朝はきよの先生がお話を担当させていただきました。
12月はクリスマスがあるということで、イエスさまのお誕生のお話を聞いてきましたが、先週から旧約聖書の時代に戻りました。
バビロニアの都バビロンにつれて来られた南王国ユダの人々。
その中に、先週登場したダニエルたちがいました。
にせものの神をおがんでいるバビロンに来ても、本当の神さまが喜ばないことはしないという姿勢をつらぬいたダニエルたちでしたね。
ダニエルたちは、王さまの家来として働くことになります。
この後もピンチがありましたが、神さまはいつも助けて下さいました。
それから長い年月がたち、バビロニア帝国はペルシア帝国(メディアとペルシアの連合国)にほろぼされてしまいます。
しかし、ダニエルは王さまが変わっても王さまのための働きをしていました。
その頃の王さまは、ダレイオス王といいました。
ダレイオス王は、ダニエルをとても気に入っていて、3人の大臣のひとりにします。
しかも、3人の中でもいちばんえらい人に任命しようとしていたのです。
おもしろくないのはあとの2人の大臣です。
ダニエルがちょっとでも悪いことをしたら、王さまにチクってやろう、なんて相談をしていました。
でも、ダニエルには、なかなか欠点が見つかりません。
そこで、2人が目をつけたのは、ダニエルが「本当の神さまを信じている」ということでした。
2人の大臣は、王さまに言います。
「これから1ヵ月の間、王さま以外に祈りをささげてはいけないという決まりを作ってはいかがでしょうか。それを破った者は、ライオンの穴に投げこまれるのです」
だまされた王さま。
命令を出してしまいます。
ダニエルもこの決まりができたことを知りましたが、いつもと変わらず本当の神さまに祈りをささげていました。
そして、決まりを破ったとして、つかまり、ライオンの穴に入れられてしまうのです。
ダニエルがつかまったと聞いて王さまは後悔しましたが、もう遅く、ダニエルはライオンが待ち構えている穴に…。
ダニエルを助けたいと思いましたが、自分で命令を出してしまったので、どうすることもできません。
ダニエルは食べられてしまったにちがいないと、とても悲しい思いで、次の朝、ライオンの穴に行ってみます。
すると、どうでしょう。
ダニエルが、王さまの呼びかけに答えたのです。
生きていたのです。
神さまは、最大のピンチからもダニエルを守って下さったのでした。
どんなことがあっても神さまを礼拝することをやめないダニエル。
そのせいで、絶体絶命のピンチにおちいります。
しかし、そんな中でも神さまはダニエルを守り、さらにはそれを良いことに変えて下さいました。
ライオンから守られたダニエルを見て、ダレイオス王は本当の神さまを知ることができたのです。
それだけでなく、国民にも知らされました。
多くの人が、本当の神さまを知ることができました。
神さまを信じていても、ピンチが訪れます。
でも、神さまは必ず守り、良いことにさえ変えて下さいます。
私たちも、何があってもダニエルのように、神さまから目を離さずにいましょうね。