LITTLE✞PRAYERS

福音伝道教団太田キリスト教会の子どもクラス ハッピーキッズの記録

ひとつの種からたくさんの種が…ステパノの祈り

今日のみことば

「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます」ヨハネ12:24

梅雨の晴れ間の日曜日。

暑い日になりました。

今日はあいこ先生が、お菓子を作ってきて下さいましたよ。

市販のカップケーキに、飾りつけしたそうです。

あいこ先生は、お菓子作りやデコレーションがとっても上手です。

みんなでおいしくいただきました。

今朝のけいた先生のレクリエーションは、ゲームとなぞときを順番にやっていくというもの。

最後に、ある言葉を導き出しますが、答えは「黄色のバラ」でした。

今日は、父の日なんですね。

メッセージは、くみこ先生です。

くみこ先生の手には、びんに入ったあさがおの種があります。

小学生は、1年生のころに、種をまいてあさがおを育てましたね。

あさがおは、1個の種から100個くらいの種ができるんです。

でも、びんの中に入れたままでは、いつまでもこのままです。

土にまいて、水をあげると、芽を出し、花が咲き、たくさんの実を実らせるのです。

今日のみことばは、そういうことなんですね。

前回のハッピーキッズ(先週は家族の日で礼拝と合同でした)のペンテコステのお話で誕生した教会は、イエスさまを信じる人が増えて大きくなっていきました。

しかし、大きくなると、問題も出てきます。

教会には、お金もちの人も、まずしい人もいましたが、みんなが助け合って暮らしていました。

でも、人が多くなることで、食べるものをもらえなくて困っている人も出てきてしまったのです。

ペテロたちは、そのことに気づきませんでした。

そこで、教会の人たちのお世話をするための役員を7人選ぶことになりました。

その中に、ステパノという人がいました。

ステパノは、いつも聖霊に満たされていました。

聖霊に満たされていると、イエスさまが自分の中に住んでいる感じです。

いつでも、イエスさまと一緒です。

ステパノは、神さまのこと、聖書のことがよくわかっていて、人々にお話することができました。

人々のどんな質問にも、答えることができました。

でも、それをにくらしく思う人たちもいたのです。

その人たちのうそによって、ステパノはつかまり、裁判にかけられることになります。

ステパノは、リーダーたちの前につれていかれましたが、恐れることなく。堂々と聖書のお話をしました。

しかし、ステパノは、外につれていかれ、石を投げられて殺されてしまいます。

聖書には、こう書かれています。

「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」と言った。

人々は大声で叫びながら、耳をおおい、いっせいにステパノに向かって殺到した。

そして彼を町の外に追い出して、石を投げつけた。証人たちは、自分たちの上着をサウロという青年の足もとに置いた。  

こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで言った。「主イエスよ、私の霊をお受け下さい。」     

そして、ひざまずいて大声で叫んだ。「主よ、この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、彼は眠りについた。(使徒7:56~59)

ステパノは、死ぬ前に、このようにお祈りしたんです。

ステパノは死んでしまいました。

でも、それで終わりではありませんでした。

ステパノの事件の後、イエスさまを信じる人たちが、次々とつかまってしまいます。

けれども、それを逃れて遠くの町へ行く人もいました。

実は、そのことが、イエスさまのことを、より多くの人々に伝えることにつながったのです。

逃げていった人々が、たどりついた町で、それぞれにイエスさまのお話をしたからです。

ステパノの死が、結果的にイエスさまのお話を広く伝えるきっかけになったのでした。

神さまは、マイナスのことも、プラスにして下さるのですね。

ステパノのように、殺されてしまうのは怖いけれど、でも、自分にできることを、私たちもできたらいいですね。

自分なりの種を、まきましょう。